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読んでみました「熱狂の王 ドナルド・トランプ」

「熱狂の王 ドナルド・トランプ」(マイケル・ダントニオ著,クロスメディア・パブリッシング)を最近読み終えました。

アメリカのトランプ大統領が,共和党の予備選に臨み,同党の大統領候補となったころ(つまり2016年夏),出版されたらしい作品です。

内容的には,主に2010年ころまでが,ニュー・ジャーナリズムに類する水準で書かれており,非常に興味深く読みました。

特に,ドナルド・トランプ大統領と現代社会の,適切な理解として,本書巻末の以下の記載が俊逸だと思いました。

「多くの人がサンドイッチを食べる前にその写真を撮ってネットにアップする時代になり、強烈なナルシシズムを持つことが異常とは言い切れないようになった。メディアを通して自我を拡大できるようになった社会において、ナルシシズムはむしろ、自分はつまらない存在だという感覚から逃れるための当たり前の要素なのかもしれない。ドナルド・トランプは特異な男ではない。彼はむしろ、現代に生きるわれわれの誇張された姿に過ぎない。だが、自身を特別な存在であると考えたくてたまらない彼にしたら、この結論を不快に思う可能性が高い。それは、われわれにとっても同じである。」