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読書について「追われる男」

「追われる男」(ジェフリー・ハウスホールド著,創元推理文庫)を先日読み終えました。

1939年に発表された,第二次世界大戦開戦直前の,ドイツ・イングランド等を舞台に,ヒトラー暗殺未遂犯の主人公と,ドイツ親衛隊員等との攻防を描いた作品で,1990年に英国推理作家協会が出した「史上最高の推理小説100冊」では堂々14位に,1995年にアメリカ探偵作家クラブが出した「史上最高のミステリー小説100冊」でも55位に選ばれた,いわゆる冒険小説の傑作です。

主人公の手記という体裁は優れているとは思えず,また,地図がないため,位置関係が良く分からず,残念でした。

しかし,主人公は,(巻末の解説で説明されているとおり)国会・社会・何らかの大義に対する忠誠心は欠落しながらも,自己に対し忠実な,正に冒険者として,素晴らしく造形されており,最後まで非常に面白く読みました。