-債務整理(名古屋市、愛知県、岐阜県、三重県)あいわ法律事務所弁護士法人-

ブログ

配偶者短期居住権について③

前回に引き続き,1号配偶者短期居住権についてお話します。

【効力】

  • 配偶者は,無償で居住建物の全部又は一部を「使用」することができます。留意点としては,配偶者に「収益」権限はありません。
  • 配偶者は,善良な管理者の注意をもって居住建物の使用をしなければなりません。
  • 配偶者は,他の全ての相続人の承諾を得なければ,第三者に居住建物を使用させることはできません。
  • 他の共同相続人は,建物を修繕する義務までは負いません。
  • 配偶者短期居住権は譲渡することができません。
  • 居住建物が修繕を要するとき,又は居住建物について権利を主張する者があるときは,配偶者は,それを知らない居住建物の所有者に対し,遅滞なくその旨を通知しなければなりません。
  • 配偶者は,居住建物の通常の必要費を負担します。

「通常の必要費」とは,修繕費,固定資産税等が含まれます。

  • 配偶者短期居住権には,使用借権と同様に,第三者対抗がありません。

次回は,1号配偶者短期居住権の「消滅」についてお話します。