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配偶者居住権について③

前回に引き続き,配偶者居住権について説明をします。

【成立条件】

①配偶者が,相続開始の時に,遺産である建物に居住していたこと。「配偶者」とは,法律上被相続人と婚姻していた者に限られ,内縁の配偶者は含まれません。「居住していた」とは,配偶者が当該建物を生活の本拠としていたことを意味します。一時的に入院していた,施設に入所していた,親戚宅に同居していた場合で,家財道具等を置いたままであるなど,病気や体調不良などを理由とする一時的なものといえるに過ぎない場合には,実質的には「居住していた」ものと認めるのが相当であるとされています。

②当該建物が,被相続人の単独所有あるいは配偶者と2人の共有にかかるものであること。被相続人が居住建物を相続開始の時に第三者(配偶者以外の者)と共有していた場合は,配偶者居住権は成立しない。

③当該建物について,配偶者に配偶者居住権を取得させる旨の遺産分割,遺贈または死因贈与がされたこと。

次回は,配偶者居住権の効力について,お話します。