-債務整理(名古屋市、愛知県、岐阜県、三重県)あいわ法律事務所弁護士法人-

ブログ

配偶者居住権について⑪

配偶者居住権以外にも,配偶者の居住権を保護するための方策として,次のようなものがあります。

【リバース・モーゲージを利用する方法】

  • 遺産分割により,配偶者がその居住していた建物の所有権を取得し,リバース・モーゲージを利用する方法です。
  • リバース・モーゲージとは,自宅不動産に担保権を設定し,金融機関等と締結した継続的金銭消費貸借契約に基づいて毎月の生活資金を受け,借受人が死亡した場合には担保に入れていた自宅を処分して返済するという融資形態をいいます。

リバース(逆)・モーゲージ(抵当融資)は,継続的金銭消費貸借契約に基づき毎月一定の額を借り,貸付限度額に達するという逆の流れとなります。

  • 現金収入が少ない高齢者に対し,その居住用不動産を担保にして毎月の生活費を融資することにより,在宅生活を安定させる制度です。
  • 金融機関の商品のほかに「都道府県社会福祉協議会が融資の主体となる不動産担保型生活資金があります。

但し,配偶者が生存中に貸付限度額に達するリスク,不動産価格の下落により担保物件の価値が借入残高より低くなるリスク,木造の中古住宅や,地方に所在する建物の場合,十分な担保価値がないと評価されて融資が拒否されることがあり得ます。

次回も,配偶者居住権以外にも,配偶者の居住権を保護するための方策お考えていきます。