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読んでみました「プリニウスⅡ」

「プリニウスⅡ」(マザキマリ,とり・みき著,新潮社)を最近読み終えました。

著名漫画家らがタッグを組んで?書いた,紀元後1世紀に活躍したローマ帝国の博物学者等の「ガイウス・プリニウス・セクンドゥス」,を主人公にした著名マンガの2巻目です。

主人公がローマに召喚され,悩める皇帝ネロとの確執等の交わりを通じて,当時のローマ社会の問題点を浮き彫りにする内容で,大変面白く読みました。

読んでみました「エムエス 継続捜査ゼミ2」

「エムエス 継続捜査ゼミ2」(今野敏著,講談社)を最近読み終えました。

多作を誇る著者のシリーズの一つで,元警察学校校長を務めたこともある警察出身の,女子大教授を主人公としたシリーズの第2弾です。

著者の作品に共通している,①主人公を含め,登場人物の造形が薄く,②ストーリー上無意味な議論が延々続き,③肝心のミステリー部分は,偶然的に解決するため,④ストーリー自体は簡明で,短時間で読了できる,という特徴が十分に露になっている作品で,淡々と楽しく速やかに読みました。

読んでみました「カッティング・エッジ」

「カッティング・エッジ」(ジェフリー・ディーヴァー著,文藝春秋)を最近読み終えました。

著者の代表的シリーズである,身体障害者の天才科学捜査官であるリンカーン・ライムを主人公としたシリーズの第14作目で,2018年に発表された,翻訳ベースではたぶん最新作です。

本シリーズのここ何作かや,ここ何年間に翻訳された著者の他作品らは,明らかに不調で,本作の出来も危惧していましたが,本書は原点に戻った内容で,その分,人物造形が浅い,クライマックスがどこか特定出来ていない等の欠点はあるものの,完成度はそれなりに高いと思いました。

具体的には,(巻末「訳者あとがき」から)著者が国際スリラー作家協会のオンラインマガジンに寄稿した「ディーヴァー作品の必勝フォーマット」,つまり,①「何が起きたのかを振り返って解き明かす推理小説ではなく、このあとどうなるのか、何が起きるのかに読者の興味を惹きつけるスリラー小説であること」,②「事件発生から解決まで三日ほどの短期決戦であること」,③「データマイニングやイリュージョン、今作のダイヤモンド業界など作品ごとのテーマを明示すること」,④「最低三つはひねりを用意すること」「を主軸として踏襲しつつ、作品ごとに異なる要素を盛りこんで肉付けしていく」に沿って本書は書かれており,最終解決まで四日かかっているとは思いましたが,最後まで大変楽しく読みました。

読んでみました「ドイツ軍攻防史」

「ドイツ軍攻防史」(大木毅著,作品社)を最近読み終えました。

第一次世界大戦の「マルヌ会戦から第三帝国の崩壊まで」(副題)における,表題の点から見た,重要事実等について記した作品です。

著者の他作と同様に,通史的な内容ではありませんが,ソ連崩壊後に公開された情報や,欧米の最新の研究成果等を踏まえて,しっかりとした資料批判の上に,現在の知見を描いており,非常に面白く読みました。

特に,第一次世界大戦の推移が良く理解でき,これまでの認識を一新できる部分が多く,大変勉強になりました。

読んでみました「敗走記」

「敗走記」(水木しげる著,講談社文庫)を昨日読み終えました。

「ゲゲゲの鬼太郎」等で知られ,太平洋戦争中に従軍し重傷を負った著者が描いた,戦記マンガ「敗走記」・「ダンピール海峡」・「レーモン河畔」・「KANDERE」・「ごきぶり」・「幽霊艦長」の6編を収めた作品です。

各作とも,それぞれ持ち味があり大変面白く読みましたが,特に,日本軍が進出した南方での現地の女性との関わり合いを描いたが,「レーモン河畔」と「KANDERE」の2編を,非常に興味深く読みました。

読んでみました「世界推理短編傑作集 1」

「世界推理短編傑作集 1」(江戸川乱歩編,創元推理文庫)を昨日読み終えました。

1950年代後半に編者により編まれ,1960年以降発刊された「世界短編傑作集」全5巻を,60年ぶりにリニューアルした新版の第1巻です。

具体的には,1844年発表のエドガー・アラン・ポオ作「盗まれた手紙」から,1905年発表のジャック・フットレル作「十三号独房の問題」までの,8作が発表年毎時系列に沿い収められています。

私も旧版で読みましたが,読んだ記憶の無い作品があったり,また,新訳の作品もあり,大変楽しく読みました。

特に, 印象的だったのは,1858年発表のウィルキー・コリンズ作「人を呪わば」の風刺は現代日本にも十二分に通用し,教科書に採用すれば多少は益しになるかもと思われたことと,1895年発表のアンナ・キャサリン・グリーン作「医師とその妻と時計」が,その出来の酷さ・一方的人物造形・厚顔無恥のご都合主義的展開等の点において,現代日本のミステリーにそっくりなことでした。

「相続税の申告期限の起算点①」

相続税の申告期限は,相続の開始があったことを知った日の翌日から10か月以内です。例外的な場合として,①失踪宣告の場合,②胎児の場合,③幼児の場合,④遺贈の場合があります。熟慮期間の伸長は無制限に認められるものではありません。

しかし,事情によっては相続税の申告期限である10か月を超えて伸長が認められる場合もあります。この場合,熟慮期間が伸長されたとしても申告期限が延長されるわけではありません。

そこで,熟慮期間が伸長されている間に申告期限が到来した場合には,法定相続分に応じた申告をしておくことも検討する必要があります。