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読んでみました「ヘイトデモをとめた街」

「ヘイトデモをとめた街」(神奈川新聞「時代の正体」取材班著,現代思潮新社)を昨日読み終えました。

いわゆるヘイトデモに襲われた,「川崎・桜本の人々」(副題)の恐怖と闘い等の日々を描いた作品です。

新聞記事をまとめた作品なので,文章や内容に対する吟味は不十分で,また,筆が滑っていると思われる箇所も少なくなく,残念でした。

しかし,理不尽なことが日々横行している現代日本において,「できないことを探すのではなく、」「できることを追求」「する決意と覚悟」をすることが,「すべての人に向けられた、あらゆる差別の根絶に向けた大切な一歩になると信じている」人々の活動が描かれており,意義の重さを感じつつ,大変面白く読みました。

「相続税法に規定するみなし相続財産と非課税財産③」

死亡退職金

死亡退職金は税務では退職手当金として規定されており,退職手当金が非課税限度額となる金額の計算式は,500万円×法定相続人の数です。例えば,法定相続人が3人ならば500万円×3人=1500万円まで,相続税が非課税で退職手当金等を受け取ることができます。退職手当金等の受取人に指定されている人が1人の場合,この人は1500万円まで非課税で受け取ることができます。法定相続人の人数が多ければ多いほど,退職手当金が非課税となる金額が増えるということです。但し,この非課税の規定は相続人以外の人が取得した退職手当金等には適用がありませんので注意が必要です。

読んでみました「戦車将軍グデーリアン」

「戦車将軍グデーリアン」(大木毅著,角川新書)を最近読み終えました。

ドイツ軍関係の著作を多く持つ現代史家が,第二世界大戦中の著名ドイツ軍将軍について記した評伝です。

内容的には,副題を「「電撃戦」を演出した男」とするとおり,第二次世界大戦後間もなく,本人が書いた回想録等で作った自己像と,一次資料等から確認される事実関係等の違いを重視しており,ちょっと全体のバランスが良くないと感じはしました。

しかし,作戦・戦術面では極めて有能なのに,戦略面では無能だった人物が良く描かれており,特に,従来は分かり難かった,上官・先輩等の確執の経緯や,イギリスの軍事史家リデル=ハートの人間性等を知ることが出来,最後まで非常に面白く読みました。

読んでみました「戦国・安土桃山時代の池田氏」

「戦国・安土桃山時代の池田氏」(倉敷ぶんか倶楽部編,岡山文庫)を昨日読み終えました。

織田信長等麾下の武将として戦国時代に活躍し,その後,江戸時代には岡山・鳥取両藩の藩主として続いた池田氏について,戦国時代から17世紀前半までを描いた作品です。

主に,「池田恒興と池田輝政」(副題)について記していますが,この手の作品にありがちな,「家譜」についての蘊蓄等が,やはり豊富過ぎ,残念でした。

しかし,半世紀以上,岡山県で出版され続けている岡山文庫の第318作に当たる作品だそうで,その意義は深く感じられると供に,清須会議に池田恒興が主要参加者とされた理由や,江戸時代初期に,姫路・岡山・鳥取藩における藩主の交代等の理由が良く分かり,大変面白く読みました。

読んでみました「ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか」

「ドイツ人はなぜ、1年に150日休んで仕事が回るのか」(熊谷徹著,青春新書)を最近読み終えました。

20年以上,ドイツに滞在するジャーナリストが,「有休消化率100%、夏休みは2週間以上・・・なのに、仕事の成果は日本の1.5倍!ドイツ流「効率のいい」働き方の秘密」(表帯下コピー)を,明らかにしようとした?作品です。

著者の意図が十分に実現しているとは思えず,また,著者の見分に基づく日独文化比較論的な部分も,そうかなと思える内容で,完成度は低いと思いました。

しかし,長年ドイツに滞在していることから,著者が指摘する,いわゆるドイツらしさは,それなりに鋭い指摘に思われ,勉強になりました。

「相続税法に規定するみなし相続財産と非課税財産②」

死亡による生命保険金

生命保険金が非課税限度額となる金額の計算式は,500万円×法定相続人の数です.例えば,法定相続人が3人ならば500万円×3人=1500万円まで,相続税が非課税で保険金を受け取ることができます。法定相続人が3人いれば,保険金の受取人に指定されている人が1人でも,この人は1500万円まで非課税で受け取ることができます。

つまり,法定相続人の人数が多ければ多いほど,生命保険金が非課税となる金額が増えるということです。但し,この非課税の規定は相続人以外の人が取得した保険契約金等には適用がありませんので注意が必要です。

※非課税限度額は,1500万円となりますが,これは各人の非課税限度額の合計額ですので,各人が実際に取得した生命保険金等の金額で各人の非課税限度額を按分計算します。

読んでみました「桜の森の満開の下」

「桜の森の満開の下」(坂口安吾著,しきみ絵,立東社)を最近読み終えました。

著名らしい短編に,描き下ろしのイラストをコラボさせた作品です。

短編自体は,実は,初めて存在を知り読んだのですが,大人が読む作品として,素晴らしい短編だと思えました。

また,イラストも,色調等も合わせて,短編の内容に非常にマッチしており,大変面白く読みました。

「相続税法に規定するみなし相続財産と非課税財産①」

相続税法では,課税財産とは,金銭的に見積もることができる経済的価値のあるすべてのものをいうと定められています。相続税の課税対象とされる財産は,民法上の財産(本来の相続財産)と相続税の課税の公平の見地から課税の対象とみなされる財産(みなし相続財産)から構成されます。そして,みなし相続財産として,「生命保険等」「退職手当金等」「生命保険契約に関する権利」「定期金に関する権利」「契約に基づかない定期金にかんする権利」等が限定列挙され規定されています。

読んでみました「特攻 知られざる内幕」

「特攻 知られざる内幕」(戸高一成編,PHP新書)を最近読み終えました。

本書は,編者が,1980年から1991年まで,131回にわたり,太平洋戦争中の「海軍の中堅幹部と言える海軍士官たちによって行われた、「海軍反省会」の記録」(はじめに),「の中から、「特攻」に関わる議論の主要な箇所をピックアップし、再編集したものである。」(はじめに)

非公開で,主要発言者の生存中は公表しないことを方針とした実施された反省会(つまり,座談会)で,個人批判的な部分や,誤りと思える部分もありましたが,多く人々が戦死したのに,生き残った当時70歳代から100歳近い人々の話で,それなりに面白く読みました。

ただし,開戦時は海軍の幹部ではなかったので仕方ないとしても,1944年2月のトラック島の基地壊滅により,海軍として展望を失ったにもかかわらず,特攻を始め,ずるずると多くの戦死者を出し続けた当事者であったことへの反省は,深く感じられず残念でした。

読んでみました「赤とんぼ」

「赤とんぼ」(新美南吉著,ねこ助絵,立東社)を最近読み終えました。

著名な短編に,描き下ろしのイラストをコラボさせた作品です。

短編自体は,実は初めて読み,それなりに面白かったですが,途中までは,オスカー・ワイルドの「幸福な王子」的展開を期待していたので,ちょっと残念でした。

しかし,イラストと合いまった効果は,素晴らしく思え,楽しく読みました。