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読んでみました「汚名(上・下)」

「汚名(上・下)」(マイクル・コナリー著,講談社文庫)を昨日読み終えました。

著者の代表シリーズである,元ロサンジェルス市警察刑事ハリー・ボッシュを主人公にした作品で,アメリカでは2017年に発表された作品です。

内容的には,設定は結構凝っていますが,初期の本シリーズにあった熱さは無く,また,本書で追われる3つの謎の関連性も今一つでしたが,さすがに読ませる展開で,最後まで面白く読みました。

また,本書を読んだ収穫として,本シリーズだけでなく,講談社文庫の翻訳物の欠点である,邦題名のダサさは,不変で,もはや何ともならないという認識に,やっと至ることが出来ました。

なお,私が読んだのは第1刷ですが,通常存在する,巻末の「訳者あとがき」等が無く,不思議に思いました。

読んでみました「新大陸が生んだ食物」

「新大陸が生んだ食物」(高野潤著,中公新書)を昨日読み終えました。

写真家で,アンデス・アマゾン地方等へ毎年出かける著者が,写真と文書により,「トウモロコシ・ジャガイモ・トウガラシ」(副題)を中心に記した作品です。

文書が個性的で,慣れるのに時間がかかり,また,地図が少なく,さらに,索引が無いので,理解がスムーズに進まず,残念でした。

しかし,著者の撮った素晴らしい写真と,豊富なフィールドワークに基づく記述は,楽しくかつ勉強になり,大変面白く読みました。

読んでみました「カットバック」

「カットバック」(今野敏著,毎日新聞出版)を最近読み終えました。

多作を誇る著者のシリーズの一つで,警視庁FC室シリーズの第2作目です。

警視庁FC室とは,警視庁のフィルムコミッション室のことで,「映画やドラマの撮影の際に、ロケ現場でさまざまな便宜を図ること」を担当する部署のことだそうです。

また,本作は,著者の代表的シリーズである,「隠蔽捜査」シリーズで長く舞台となった警視庁大森署管内でストーリーが展開する点で,「隠蔽捜査」シリーズのスピン・オフ的作品でもあると思いました。

内容的には,著者の作品らしく,本格推理物とはとても言えませんが,簡明に進む展開で,最後まで,速やかに,楽しく読みました。

「相続税計算の債務③」

債務などを差し引くことのできる人は,その債務などを負担することになる相続人や包括受遺者(遺言により遺産の全部又は何分のいくつというような遺産の全体に対する割合で財産を与えられた人のこと)です。なお,相続人や包括受遺者であっても,相続又は遺贈により財産を取得したときに日本国内に住所がない人等は,遺産総額から控除できる債務の範囲が限られ,葬儀費用も控除することはできません。

読んでみました「死刑判決(上・下)」

「死刑判決(上・下)」(スコット・トゥロー著,講談社文庫)を最近読み終えました。

かつて?リーガル・ミステリーの雄であった著者が,2002年に発表した作品です。

初期の作品群は,グレアム・グリーンの現代版の感がありましたが,本書は,アメリカらしいエンターテーメント風を装いながら,ミステリーというより,登場人物たちのドラマとして良く出来ており,最後まで大変面白く読みました。

特に,主人公の男性弁護士は,当初は,狂言回し的役割かと思いましたが,作品が進むにつれ,人間性が露になっていく過程等は,非常に感心して読みました。

読んでみました「知られざる弥生ライフ」

「知られざる弥生ライフ」(譽田亜紀子著,誠文堂新光社)を昨日読み終えました。

土偶等に関する著作を持つ作者が,「え?弥生土器なのに 縄文がついたものがあるって本当ですか!?」(副題)等について記した作品です。

問題意識はともかく,バランス良く、分かり易く,丁寧に説明されており,また,写真・イラストが豊富で,大変楽しく読み,本書で紹介されている遺跡や,監修している「大阪府立弥生博物館」を見学したくなりました。

「相続税計算の債務②」

被相続人が生前に購入したお墓の未払代金など非課税財産に関する債務は,遺産総額から差し引くことはできません。また,相続関連費用(弁護士費用,遺言執行に関する費用,税理士報酬,相続登記費用等)も控除することはできません。

読んでみました「たたき上げ」

「たたき上げ」(西岩忍著,大空出版)を昨日読み終えました。

1992年から2015年まで長年にわたって活躍した,元関脇「若の里自伝」(副題)です。

肝心なところはぼかしている感じがし,また,(語り下ろしのためだと思いますが)日本語がちょっとおかしい所もあり,よくあるタイプの,作家との共作にした方が良かったと思いました。

しかし,同期の旭天鵬と並んで,記録的な期間にわたり現役を貫いた意気や工夫等は良く分かり,平成を代表する力士の自伝として,大変面白く読みました。

読んでみました「新型コロナ制圧への道」

「新型コロナ制圧への道」(大岩ゆり著,朝日新書)を昨日読み終えました。

元新聞記者の著者が,記した作品です。

典型的な便乗企画的作品で,独自に取材をしている部分は見受けられず,また,2009年の新型インフルエンザをめぐる騒動が,不相当に詳しく論じられ,さらに,全般的に日本政府発表総覧的内容に終始し,著者独自の視点等は無く,残念でした。

しかし,一連の政府の無様な対応や,これまでのパンデミックの整理ができ,勉強になると伴に,やはり政府の指導等には惑わされずに,自分なりに注意して生きていくしかないのだと,改めて思えました。