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読んでみました「写真集 紀州熊野」

「写真集 紀州熊野」(企画・監修・発行 NPO紀州熊野応援団)を昨日読み終えました。

2016年に発行された写真集です。

巻頭に地図があり,名所等も表示されていますが,肝心の写真とのリンクが不明で,もったいない感じがしました。

内容的には,解説文等がほとんどないシンプルな写真集で,また,掲載されている写真も,観光パンフレットにはふさわしくないと思われる物も結構あるところからして,本当の紀州熊野の姿をとらえているように思え,最後まで楽しく読みました。

「遺産が未分割の場合の相続税申告③」

被相続人の債務と葬式費用は債務控除として課税価格の計算上控除することとされています。この場合,各共同相続人等の実際に負担する債務等の金額が確定していないときは,民法900条から902条までの規定による相続分又は包括遺贈の割合に応じて負担するものとして取り扱うこととされています。

読んでみました「ヒューマン・ファクター」

「ヒューマン・ファクター」(グレアム・グリーン著,早川書房)を最近読み終えました。

1978年に発表された,イギリス等を舞台にした,いわゆる「キム・フィルビー」物に分類されるであろう小説です。

本作では,著者らしく,たとえ裏切者になろうとも,国家よりも大事な大義等に誠実に生きようとする主人公等が,しっかり造形されており,エンターテーメントとして完成度が高いのは勿論,現代を描いた小説として,最後まで大変面白く読みました。

ちなみに,巻末「解説」によると,史上最も有名な二重スパイ(裏切者)である「キム・フィルビー」は,著者がイギリス情報部に所属していた際の直接の上司だったそうです。

読んでみました「蛍草」

「蛍草」(葉室麟著,双葉文庫)を最近読み終えました。

2012年に刊行された,著者の作品の設定として多い,江戸時代の地方の小藩を舞台にした時代小説です。

本作は,巻末「解説」に記されているとおり,著者の「他の歴史・時代小説に比べると、明らかにエンターテイメント色が強い」双葉文庫の2作目で,「日本晴れの読み心地を約束する」(裏表紙コピー)とまでは思いませんでしたが,バランスの取れた内容で,最後まで楽しく読みました。

特に,脇役らについて,朝のテレビ小説かと思える安易な設定で各々登場しますが,作品が進む連れて,それなりにしっかり造形されていき,また,内容上の使い方も,リリーフ役に徹しており,感心しました。

読んでみました「ベルリン陥落 1945」

「ベルリン陥落 1945」(アントニー・ビーヴァー著,白水社)を昨日読み終えました。

イギリスの歴史作家が記した,第二次世界大戦のヨーロッパ戦線において,実質的に,(不謹慎な言い方かもしれませんが)掉尾を飾った,ベルリン攻防戦を主に描いたノンフィクションです。

ノンフィクションのレベルとしては,最高度とは言えませんが,2004年に発表された作品なので,ソ連崩壊後の資料も十分に使われており,内容的には,十二分で,最後まで大変面白く読みました。

特に,最期を迎えたドイツ側の人々の行動は,まさに人間性の多様さを示しており,いろいろと考えることが出来,非常に意義深かったです。

読んでみました「ブラック・マネー」

「ブラック・マネー」(ロス・マクドナルド著,ハヤカワ・ミステリ文庫)を最近読み終えました。

日本ではアメリカハードボイルド小説の王道を行くとされている著者の,私立探偵リュー・アーチャーを主人公にした代表的シリーズの第14作目です。

本作は,1966年に発表された作品で,全盛期3部作のあとに書かれた作品です。

原題そのままの題名が,現在でも犯罪関係の用語としてポピュラーな存在なとおり,内容的にも,途中までは定型的な感じで進み,全盛期を過ぎるとダメになったかな?と思いましたが,後半は,俄然ロス・マクドナルド調の展開となり,最後まで,大変面白く読みました。

「遺産が未分割の場合の相続税申告①」

相続開始後10カ月以内に相続税の申告書を提出する場合において,遺産の全部又は一部が共同相続人又は包括受遺者によってまだ分割されていないときは,その分割されていない遺産については,各共同相続人が民法の規定による相続分又は包括遺贈の割合に従って遺産を取得したものとして相続税の課税価格を計算することとされています。なお,遺産分割未了のまま相続税を納税する場合には,一部分割の合意ができない限り被相続人の財産を利用することはできませんので,各相続人の財産を原資とすることになります。

読んでみました「川あかり」

「川あかり」(葉室麟著,双葉文庫)を昨日読み終えました。

2011年に刊行された,著者の作品の設定として多い,江戸時代の地方を舞台にした時代小説です。

まず,主な場所を,江戸から該当小藩に至る,川止めで多くの人が滞在する川のほとりに限定し,また,川止めが解ければクライマックスに至るであろうと予見可能性を持たす等の,具体的な設定が,大変素晴らしいと思いました。

他方,内容的にも,工夫された造形の脇役達に揉まれ,臆病者の主人公が一廉の人物となる,コミカルな教養小説的な展開で,良く練られていると思われ,最後まで面白く読みました。

「相続税の課税対象とされる財産③」

相続税の申告手続は,申告をする人(相続人等)が自身のものではない(=他人のものである)財産を申告しなければならないため,財産の申告漏れなどが生じやすい面もあります。そこで,国税庁は毎年,財産の申告漏れや添付資料忘れについて,一般的に誤りやすいものを集約した「相続税の申告のためのチェックシート」を作成し公表しています。