「光まで5分」(桜木紫乃著,光文社)を昨日読み終えました。
現代の沖縄を舞台に,女1名・男2名の共同生活等をめぐる物語です。
中ほどまで展開が閉鎖的で,日本の小説によくある,「自分大好き話」になるのかと危惧しましたが,さすがに,後半は,猫の死を端緒にして見事に進み,中南米文学にも通じそうな寓話的な話となり,大変面白く読みました。
特に,後半の狂言回し的女性が作る,沖縄式てんぷら等食べ物が美味しそうで,良く出来た小説だと思いました。
「光まで5分」(桜木紫乃著,光文社)を昨日読み終えました。
現代の沖縄を舞台に,女1名・男2名の共同生活等をめぐる物語です。
中ほどまで展開が閉鎖的で,日本の小説によくある,「自分大好き話」になるのかと危惧しましたが,さすがに,後半は,猫の死を端緒にして見事に進み,中南米文学にも通じそうな寓話的な話となり,大変面白く読みました。
特に,後半の狂言回し的女性が作る,沖縄式てんぷら等食べ物が美味しそうで,良く出来た小説だと思いました。