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「遺言執行者について㉘」

遺言執行者は,目的物の在否を確認後,受遺者に対する対抗要件具備としての引渡しまで,善良な管理者の注意義務を以て目的物を管理することとなりますが,動産は散逸しやすく,注意が必要となります。

③自動車の管理について

対抗要件を具備するまでの間に,その運行によって他人の生命又は身体に損害を与えた場合,遺言執行者が,運行供用者責任を負担する危険があります。そこで,自動車が遺贈の目的である場合,既に受遺者が占有しており簡易の引渡しで足りるような場合は別として,速やかに自動車本体と共に,鍵,車検証,自賠責保険証券,任意保険証券を確保し,受遺者以外の者による使用を防止し,引渡しを急ぐことになります。被相続人の家族らが日常の用に供しているような場合であっても,少なくとも適切な内容の任意保険の加入が確認できない限り,使用を認めるべきではないでしょう。