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読んでみました「西郷と大久保と久光」

「西郷と大久保と久光」(海音寺潮五郎著,朝日文庫)を最近読み終えました。

幕末の1858年,いわゆる卒兵上洛直前に島津斉彬が急死したころから,島津久光が上洛する直前,西郷隆盛らが島津久光の逆鱗に触れ兵庫から薩摩へ帰国させられる1862年4月11日までの,薩摩藩等を描いた史伝的小説です。

本作の底本は1978年に刊行されたそうなので,当然その後の歴史的発見等が踏まえられておらず,歴史的定説とは異なる部分があるんだろうとは思います。

しかし,表題どおり,西郷隆盛・大久保利通・島津久光の人物像を的確に描き切り,また,安政の大獄・公武合体策等の影響やいわゆる尊王攘夷の志士達の実情等を解き明かし,最後まで大変面白く読みました。

特に,大久保利通の凄味や,保守家の島津久光の側近として活躍する経緯等が良く分かり,非常に勉強になりました。

「遺言執行者について㉙」

債権を目的とする遺贈の執行について

①預貯金債権の場合

預貯金債権の遺贈の執行としては,預貯金名義を受遺者名義に移転する方法と,預貯金を解約,払戻しをしてその金員を交付する方法とがあります。遺言に明示されていればそれに従いますが,特に明示されていなければ受遺者の意思に従うことでよいでしょう。特に定期預金,定額貯金などの場合,利息の関係で解約,払戻しよりも名義変更の方が有利な場合がありますので,受遺者の意思を確認することを失念しないようにします。