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読んでみました「地図で読む松本清張」

「地図で読む松本清張」(北川清・徳山加陽著,帝国書院)を昨日読み終えました。

地図帳等で知られる出版社による,主に,松本清張の主要11作品を地図等から説明する作品です。

装丁に工夫が足りず非常に読みにくく,また,「天城越え」以外の部分を書いた前記著者の見識が不足していると思え,さらに,構成が雑多で完成度は低いと思いました。

しかし,著名作品は一応対象になっており,また,個人的には松本清張の最高傑作だと思っている,「或る「小倉日記」伝」を理解するのに地図は大変有益であると思え,さらに,巻末あたりの「年表」等も丁寧に作られており,最後まで面白く読みました。

なお,本書で様々な角度から作品に接することにより,以前から思っていた通り,松本清張の小説家としての活動期は,1950年代であることが確信できました。