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カテゴリー別アーカイブ: 読書ブログ

読書について「喜多川歌麿女絵草紙」

「喜多川歌麿女絵草紙」(藤沢周平著,講談社文庫)を昨日読み終えました。

18世紀後半から19世紀初頭にかけて活躍した絵師を主人公にした,連作短編集です。

本作は,直木賞を受賞し,専業作家となった1970年代半ばの作品です。

内容的には,同じく浮世絵の世界を舞台にし,出世作となった「溟い海」の前日談を描く位置付けに思えましたが,後に連作短編方式で,多くの名作を生んだだけあって,6編の短編からなる本作の各編とも,大変面白く読みました。

読書について「ペテルブルグから来た男」

「ペテルブルグから来た男」(ケン・フォレット著,集英社)を昨日読み終えました。

第一次世界大戦勃発直前のロンドンを舞台に,イギリス・ロシア同盟を阻止しようとするテロリストを主人公にした,ミステリー&スリラーです。

歴史的事実を背景にして,スリリングな展開と,男女関係を描くのが得意な著者らしい作品で,本作には,加えて父性愛が効果的に描かれており,終盤ややだれた感じはしましたが,大変面白く読みました。

読書について「「超」独学法」

「「超」独学法」(野口悠紀雄著,角川新書)を昨日読み終えました。

様々な作品のある著者が,「AI時代の新しい働き方へ」(副題),必要な学習をするための独学法について記した作品です。

著者の他作でも説かれていますが,過去のある時期まで遡った状況が,到来する現在・近未来において,いかに学習すべきかが具体的に記されており,大変勉強になると伴に,今後生きていく勇気をもらえました。

読書について「王の挽歌」

「王の挽歌」(遠藤周作著,講談社)を昨日読み終えました。

豊後国を本拠地として,絶頂時には6ヵ国を支配した,戦国大名大友宗麟を主人公にした歴史小説です。

主人公や豊臣秀吉らの造形は今一つ深みが感じられず,また,時々紹介される宣教師の資料等も効果的とは思えず,さらに,主人公の家族の描写も全体の構成からは浮いている感じで,残念でした。

しかし,規模雄大な構成で,後半は力尽きた感は有りましたが,最後まで,大変面白く読みました。

読書について「秘められた感情」

「秘められた感情」(レジナルド・ヒル著,ハヤカワ・ミステリ文庫)を最近読み終えました。

1973年に発表された,イギリスの地方を舞台にした,ダルジール警視とパスコ―刑事を主人公にしたシリーズの第3作です。

再読でしたが,他作と同様に,①内容はほぼ忘れており,②作品の新古に関わらず,面白い物は面白いことが,改めて分かりました。

本作は,ショッキングな冒頭から始まるので,すぐに引き込まれ,最後にパスコ―と婚約するエリーや主人公のダルジール(スコットランド系なので,本当は「ダ」は発音しないはず?)の造形はやはり俊逸で,最後まで,大変面白く読みました。

読書について「王羲之と小野道風」

「王羲之と小野道風」(春日井市道風記念館)を先日読み終えました。

春日井市にある道風記念館が,平成18年秋に特別展を開催した際のパンフレットです。

カラーである必然性は無いんでしょうが,やはりカラーでない点は残念でした。

しかし,展示できる限りで集められた作品が丁寧に紹介されるなど,書道は完全に門外漢ですが,大変面白く読みました。

読書について「花や散るらん」

「花や散るらん」(葉室麟著,文春文庫)を昨日読み終えました。

肥前藩出身の夫婦を主人公にした三部作の2作目で,前作「いのちなりけり」を受けた時代小説です。

本シリーズは,主人公らを狂言回しにして,和歌を踏まえて,天皇・貴族らと幕府の関係等の歴史上の問題を解いていく内容ですが,本作では,いわゆる忠臣蔵の真相を描いています。

朝のテレビ小説顔負けの,ご都合主義的展開が目立ちますが,主人公らの娘等,新たな登場人物もしっかり造形されており,最後まで,大変面白く読みました。

読書について「女刑事の死」

「女刑事の死」(ロス・トーマス著,ハヤカワ・ミステリ文庫)を昨日読み終えました。

1984年に発表され,同年のアメリカ探偵作家クラブの最優秀長編賞を受賞した作品で,刑事だった妹の爆殺死を,実兄が解明していく,ミステリー&スリラーです。

映画のコピーではないですが,「登場人物みな悪人」タイプの作品で,いかなる展開にもなりそうな中,落ち着いて進行する内容で,大変面白く読みました。

読書について「新物語 世界史への旅 2」

「新物語 世界史への旅 2」(大江一道著,山川出版社)を最近読み終えました。

研究者が,世界史を,各巻それぞれ20,トータルで40の物語で説明していく作品の第2巻です。

内容的には,ザビエルから現在までが書かれていますが,第1巻と同様,地図が少ないこと等が,残念でした。

しかし,分かり易い内容で,かつ,穏やかな記述で,安心して読み,勉強になりました。

読書について「スティール・キス」

「スティール・キス」(ジェフリー・ディヴァー著,文藝春秋)を昨日読み終えました。

科学捜査の天才リンカーン・ライムと,公私共のパートナーである女性刑事アメリア・サックスを主人公にしたシリーズの,第12作目です。

前作の前まで暫くシリーズは低調になっていましたが,前作から持ち直し,本作もスリラー的要素と,著者得意のどんでん返しの連続とのバランスも良く,最後まで大変面白く読みました。