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カテゴリー別アーカイブ: 読書ブログ

読書について「ブラウン神父の童心」

「ブラウン神父の童心」(G・K・チェスタトン著,創元推理文庫)を最近読み終えました。

1911年に発表された,12の短編からなる,「ブラウン神父」シリーズの第1弾となる作品で,1995年にアメリカ探偵作家クラブが出した「史上最高のミステリー小説100冊」では50位に選ばれた,名作です。

なお,1990年に英国推理作家協会が出した「史上最高の推理小説100冊」では,圏外になっていますが,宗教的理由があるのかな?と思いました。

内容的には,ユーモア溢れる描写等は素晴らしく,また,トリック自体も良く考えられており,何度読んだことがありますが,今回も非常に楽しく読みました。

読書について「皇位継承」

「皇位継承」(春名宏昭・高橋典幸・村和明・西川誠著,山川出版社)を最近読み終えました。

東大系の研究者4人が,銘々の専門分野毎に,古代・中世・近世・近代の皇位継承について記した作品です。

雑誌に掲載された物がベースのようですが,近代を除けば,それぞれ大変興味深く,面白く読みました。

また,巻末には,「読書案内」を付す等,丁寧な作りで感心しました。

読書について「堀文子 美の旅人」

「堀文子 美の旅人」(飯島幸永写真・文,堀文子ことば,実業之日本社)最近読み終えました。

独自の日本画を描いた堀文子を,1990年ころから数年間に渡り,撮った写真と文・言葉を入れた作品です。

他者の紹介文が割とウザイ感じでげんなりしましたが,写真・ことば等は素晴らしく,まさしく「画家のまなざしと心を追って」(副題)という内容になっており,感銘を受けました。

読書について「ローズマリーの赤ちゃん」

「ローズマリーの赤ちゃん」(アイラ・レヴィン著,ハヤカワ・文庫)を昨日読み終えました。

1967年に発表された,ニューヨークで生活する若夫婦に赤ちゃんが誕生する過程等を描いたモダンホラーで,発表翌年には早くも映画化された作品です。

また,1995年にアメリカ探偵作家クラブが出した「史上最高のミステリー小説100冊」では100位に選ばれた作品です。

なお,1990年に英国推理作家協会が出した「史上最高の推理小説100冊」では,圏外になっていますが,ミステリーとしては捉えていなかったこと等が原因だと思いました。

内容的には,小説家よりも,脚本家として活躍した著者らしく,日常の会話等が,次第に緊迫を増す様や,ラストでの,主人公が見せる人間性等が,生き生きと描かれており,最後まで,大変面白く読みました。

読書について「平成史」

「平成史」(保阪正康著,平凡社新書)を最近読み終えました。

近現代の歴史に造詣の深いノンフィクション作家が,表題について記した作品です。

内容は多岐に渡りますが,国民の政治的未成熟と,小選挙区制によってもたらされた政治家の資質の低下等から,政治が深刻な劣化状況にある等指摘には,大変共鳴でき,また,どうして平成が駄目だったのかが,政治・社会面から良く分かり,非常に面白く読みました。

さらに,巻末の「関連年表」も良く作られており,大変勉強になりました。

読書について「玄鳥」

「玄鳥」(藤沢周平著,文春文庫)を昨日読み終えました。

下級武士を主人公にした短篇等5作かならなる短編集です。

単行本は1991年に出た作品なので,著者の最盛期に書かれた各短編と思われ,何度目かの読書でしたが,大変面白く読みました。

中でも,巻頭を飾る「玄鳥」と,巻末の「浦島」は,特に優れた作品だと改めて思いました。

読書について「ブラック・スクリーム」

「ブラック・スクリーム」(ジェフリー・ディヴァー著,文藝春秋)を昨日読み終えました。

2017年に発表された,科学捜査の天才リンカーン・ライムと,公私共のパートナーである女性刑事アメリア・サックスを主人公にしたシリーズの,第13作目で,日本の翻訳ベースでは最新作です。

本シリーズは,中盤の低調ぶりから復活してきた感がありますが,本作では,主舞台をナポリ等のイタリアに移して変化があり,また,「まえがき」によると,著者がかなり整理したようですが,それでも複雑怪奇に思えるイタリアの治安部門がしっかり描かれ,さらに,著者得意のどんでん返しの連続も程よく感じられ,最後まで大変面白く読みました。

読書について「陽明文庫 近衛家伝来の至宝」

「陽明文庫 近衛家伝来の至宝」(吉川弘文館)を最近読み終えました。

昭和13年(1938年)に,時の首相であった近衛文麿によって,近衛家が長年に渡って伝襲した古典籍等を保存等するために,京都に設立された,財団法人陽明文庫が,2018年に開催した「設立80周年記念特別研究集会」の成果をまとめた作品です。

丁寧に各資料の意義等が解説等されており,また,写真による資料の紹介も適切であると思われ,感心しながら,楽しく読みました。

読書について「ビート 警視庁強行犯係・樋口顕」

「ビート 警視庁強行犯係・樋口顕」(今野敏著,新潮文庫)を最近読み終えました。

多数のシリーズを持つ作家の,警察小説シリーズの第3作で,テレビドラマ化もされた作品です。

2000年に発表された作品ですが,内容的には古さは感じず,また,これまでの2作では多少鬱陶しかった主人公の内省等が少なく,最後まで,面白く読みました。

さらに,著者らしく,ポンポンと速やかに読めました。

読書について「トランク・ミュージック(上・下)」

「トランク・ミュージック(上・下)」(マイクル・コナリー著,扶桑社ミステリー)を最近読み終えました。

現在まで書き続けられている,アメリカのハードボイルドを代表する,ロサンゼルス警察の刑事ボッシュを主人公にしたシリーズの,第5作目で,1997年に発表された作品です。

内容的には,初動捜査や犯人逮捕等での,割と簡単なミスが大事な要素となっており,また,直属の上司が良い人過ぎたりして,本シリーズでは異色作だと思いました。

しかし,主人公の人生の大きな転機が訪れる等,シリーズ中では不可欠な作品と思われ,最後まで楽しく読みました。