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カテゴリー別アーカイブ: 代表弁護士のブログ

読んでみました「天下人への道」

「天下人への道」(名古屋城特別展開催委員会)を昨日読み終えました。

平成26年(2018年)に,名古屋城天守閣で開催された,「信長、秀吉、家康の合戦」(副題)を中心にした特別展の図版等をまとめた作品です。

写真と資料解説がずれており,意図は不明ですが,釈然としませんでした。

しかし,テレビ等も含めて見たことがある資料の意味合いが良く分かり,また,織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の事跡もコンパクトに説明されており,大変面白く読みました。

読んでみました「なぜ、コメダ珈琲店はいつも行列なのか?」

「なぜ、コメダ珈琲店はいつも行列なのか?」(高井尚之著,プレジデント社)を最近読み終えました。

経済ジャーナリスト・経営コンサルタントの著者が,名古屋市を拠点にして,スタバ・ドトールに次ぐ規模で,全国展開をしている会社について記した作品です。

全体的に,問題提起と,それに対する文章がずれており,すっきりしないというか,まだまだ取材等が不足していると感じられ,完成度は低いと思いました。

しかし,先行2グループと異なり,店員が注文取り・飲み物等持ち寄りをしてくれるフルサービスに特徴があることや,昭和43年(1968年)の創業時の抱負がいまだに継続されている点等は,コメダ珈琲店にこれまで1回しか行ったことが無い私にも良く分かり,勉強になりました。

読んでみました「葛藤する刑事たち」

「葛藤する刑事たち」(村上貴史編,朝日文庫)を最近読み終えました。

日本の警察小説を,編者が,「黎明期」・「発展期」・「覚醒期」の3期に分け,それぞれ3編の短編を集めた,「警察小説アンソロジー」(副題)です。

具体的には,(「黎明期」として)松本清張作「声」・藤原審爾作「放火」・結城昌治作「夜が崩れた」,(「発展期」として)大沢在昌作「老獣」・逢坂剛作「黒い矢」・今野敏作「薔薇の色」,(「覚醒期」として)横山秀夫作「共犯者」・月村了衛作「焼相」・誉田哲也作「手紙」,の計9編が収められています。

それぞれ考えながら楽しく読むことが出来きましたが,中でも面白いと思ったのは,以前に読んだことがある,松本清張作「声」・横山秀夫作「共犯者」・誉田哲也作「手紙」の3編でした。

読んでみました「現代短篇の名手たち8 夜の冒険」

「現団短篇の名手たち8 夜の冒険」(エドワード・D・ホック著,ハヤカワ・ミステリ文庫)を最近読み終えました。

1950年代から今世紀初頭に亡くなるまで,数少ない短篇小説専門の小説家だった著者の代表作20編を収めたアンソロジーです。

巻末のガイド等によると,複数の名義を使っていたように,作風も多様で,それぞれ面白く読みましたが,あざとさのないコーネル・ウールリッチという感じで,あまり凄いとは思いませんでした。

しかし,落ちの描き方は独特で,中でも,凡庸な主人公を狂言回しとして使った,「私が知らない女」は,楽しく読みました。

読んでみました「その夜の雪」

「その夜の雪」(北原亞以子著,講談社文庫)を最近読み終えました。

江戸を舞台にした人情系の作品7編を収めたアンソロジーです。

先日他のアンソロジーで,本作収中の「吹きだまり」を読み面白かったので読んでみました。

しかし,本作の最後に収められた「束の間の話」は途中で話が飛んでおり,また,巻末の解説(末國善己)は内容を誤解している部分があり,さらに,装丁が悪いというか,見開き左ページの右端が読みづらく,作品としてかなり問題がある思いました。

しかし,「吹きだまり」はやはり面白く,また,著者の代表的シリーズの主人公が登場する,表題作「その夜の雪」は秀作と思え,大変面白く読みました。

読んでみました「これならわかる韓国・朝鮮の歴史Q&A」

「これならわかる韓国・朝鮮の歴史Q&A」(三橋広夫著,大月書店)を昨日読み終えました。

研究者が,表題について記した作品の「第2版」です。

複数の類書も出している著者だけあって,穏当な解釈で通史的に説明してあり,物足りない面はありましたが,安心して,面白く読みました。

中でも,あまり取り上げられることが無い,日本の植民地とされていた間の人々の活躍について,興味深く読みました。

読んでみました「失踪」

「失踪」(ドン・ウィンズロウ著,角川文庫)を最近読み終えました。

2014年にドイツで出版された,現代アメリカのネブラスカ州やニューヨーク等を舞台にした,ミステリー&スリラーです。

ネブラスカの警察官が,主担当となった少女失踪事件を追うため職を辞し,ニューヨーク等まで追っていく話で,日本では荒唐無稽に感じますが,さすがアメリカを舞台にするとそう無理な設定等は思いませんでした。

しかし,主人公の造形は,深くはないため,上滑り調の展開となり,後半,欲望と個性の街ニューヨークの描写等によって支えられていますが,結構荒い内容と思え,この辺りが本国アメリカでは出版されていない理由かと推測しました。

ただ,ページタナ―的魅力はあり,最後まで面白く読みました。

読んでみました「江戸旨いもの尽くし」

「江戸旨いもの尽くし」(菊池仁編,朝日文庫)を昨日読み終えました。

江戸を舞台にした,「朝日文庫時代小説アンソロジー」(副題)のお食事関係編です。

具体的には,今井絵美子作「石蕗の花」・宇江佐真理作「鰯三昧」・梶よう子作「御膳所御台所」・北原亞以子作「こはだの鮨」・坂井希久子作「六花」・平岩弓枝作「蜘蛛の糸」・村上元三作「大名料理」の7作が収められています。

先日読んだ同副題のアンソロジーよりは,かなり落ちる内容に思えましたが,それでも,北原亞以子作「こはだの鮨」・平岩弓枝作「蜘蛛の糸」・村上元三作「大名料理」は,それぞれ読み応えがありました。

なお,食事シーンは各作で登場しますが,最もおいしそうに感じたのは,ご存知「御宿かわせみ」シリーズ中の一編である,平岩弓枝作「蜘蛛の糸」の冒頭辺りで,男主人公が給仕をされながら食べる朝食でした。

読んでみました「日本名城伝」

「日本名城伝」(海音寺潮五郎著,文春文庫)を最近読み終えました。

史伝の大家が,12の城について記した作品です。

具体的には,熊本城・高知城・姫路城・大阪城・岐阜城・名古屋城・富山城・小田原城・江戸城・会津若松城・仙台城・五稜郭の都合12城を描いた作品を収めています。

かなり前に書かれた作品なので,現在の発掘資料等から否定的な見解も少なくないと思いましたが,各城とも深い洞察に基づく記述で慣れており,大変面白く読みました。

中でも,あまり取り上げられることが無い,高知城・富山城・小田原城に関する部分を,特に興味深く読みました。

読んでみました「プリニウスⅦ」

「プリニウスⅦ」(マザキマリ,とり・みき著,新潮社)を最近読み終えました。

著名漫画家らがタッグを組んで?書いた,紀元後1世紀に活躍したローマ帝国の博物学者等の「ガイウス・プリニウス・セクンドゥス」,を主人公にした著名マンガシリーズの7巻目です。

本巻は,紀元後64年に発生した,ローマ大火を中心にしており,主人公らは,依然として,史実とは異なるかもしれない,アフリカ珍道中です。

様々な説がある大火の原因等にはこだわらず,登場人物のこれまでの造形を活かした展開で,つなぎの一作っぽいですが,最後まで面白く読みました。